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円安160円台でも投資を止めてはいけない3つの理由

しかし、結論から言えば「迷わず投資を続けるべき」です。なぜ、円安局面でも投資を止めてはいけないのか。その本質的な理由を3つのポイントで解説します。

為替の動きは誰にも読めない

投資の格言に「押し目待ちに押し目なし」という言葉があります。円高になるのを待っている間に、さらに円安が進んでしまったり、世界経済が成長して株価がどんどん上がってしまうリスクがあります 。

プロであっても数年先の正確な為替レートを予測することは不可能です。待機している間に得られたはずの「経済成長の利益」を逃してしまうこと(機会損失)こそが、投資における大きなリスクとなります。

投資の本質は「為替差益」ではなく「経済成長」

私たちが投資をする本来の目的は、為替で儲けることではなく、「世界経済の成長の波に乗ること」です 。

過去のデータを振り返ると、短期的には上下があっても、長期的(10年、20年スパン)には世界経済のGDP成長に合わせて株価も右肩上がりに伸びています。

  • GDP成長(G)よりも資本収益率(R)の方が高い(トマ・ピケティの法則)。
  • 世界全体に分散投資をしていれば、一時的な為替のブレよりも、企業の成長によるリターンの方が長期的な資産形成に大きく貢献します。

「円安」から自分を守るための防衛策

日本で生活している私たちにとって、円安は輸入コスト(食料品、エネルギー、住宅価格など)の上昇を招き、生活を圧迫する要因となります。

もし資産をすべて「日本円」だけで持っていたら、円安が進むほど自分の資産価値は目減りしてしまいます。しかし、海外資産を一定数持っていれば、円安時に円換算の資産額が増えるため、物価高に対するヘッジ(防衛)になります。 「円高は消費者として嬉しい、円安は投資家として嬉しい」という状態を作っておくことが大切です。

投資家が今やるべきこと:アセットアロケーションの維持

大切なのは、円安か円高かを予想することではなく、「どちらに転んでもいいように備えておくこと」です 。

  • 資産のバランス(アセットアロケーション)を整える: 日本円資産と海外資産をバランスよく持つ。
  • リバランスを行う: 特定の資産が増えすぎたら、それを売って安くなっている資産を買う。これにより、結果的に安く買って高く売るというサイクルが自然に出来上がります。

まとめ

投資は「今が買い時か」を探るゲームではなく、長期にわたって市場に居続けることが成功の鍵です。ノイズに惑わされず、淡々と積み立てを継続していきましょう。

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