金融庁が発表したNISAの利用状況調査から、日本人のNISA利用実態が明らかになりました。衝撃的なのは、NISA口座の約38%が「放置」されているという事実です。せっかく開設したNISA口座、有効活用できていますか?
1. 38%のNISA口座が「放置」状態
NISA口座を開設したにも関わらず、全く投資が行われていない口座が38%にものぼります。これは、参考書を買っただけで満足して勉強しない受験生のような状況かもしれません。非課税の恩恵を最大限に受けるためにも、まずは一歩踏み出すことが重要です。
2. 年代別のNISA利用率:投資はまだ少数派?
10代を除く全年代でNISA口座の利用率が算出されました。最も利用率が高いのは30代の24.5%ですが、全体ではわずか15.8%に留まっています。この数字は、まだ投資をしている日本人が少数派であることを示唆しています。しかし、裏を返せば、これからNISAを始める人には大きなチャンスがあるとも言えます。
3. 平均投資金額:無理のない範囲でコツコツと
放置口座を除外して計算すると、2024年の1ヶ月あたりの平均投資金額は8.78万円でした。年代別に見ると、年齢が上がるにつれて平均投資金額が増加する傾向にあります。特に注目すべきは、2025年に向けた積立設定額の月平均が3.23万円であることです。これは、多くの人が無理なく確実に捻出できるリアルな投資金額であり、少額からでも始められるNISAの魅力を示しています。
4. 若者ほどNISA売却金額が少ない理由
NISA口座全体の売却額を見ると、20代が最も少なく、株価が変動しても売却せずに市場に残り続ける傾向が見られました。これは、若年層が長期的な視点で資産形成に取り組んでいる証拠と言えるでしょう。一方、成長投資枠の売却額は高齢者ほど多く、金融機関による手数料の高いアクティブファンドの勧誘が影響している可能性も指摘されています。
まとめ:NISAは未来を切り開く唯一無二の節税制度
増税と社会保険料の負担が増す日本において、NISAは唯一無二の節税制度です。この制度を賢く利用することで、将来の資産格差はさらに拡大していくと予想されます。まだNISAを始めていない方も、すでに口座を持っている方も、この機会に自身のNISA活用状況を見直し、未来のために一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

