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【運用】コツコツお金を育てる3つの大切なこと。/ステップ2:戦略選定

資産運用

【運用】ステップ2:戦略選定 > 売買方法戦略

固定消費変動消費固定投資変動投資
ステップ1
ファイナンシャルプランニング
税金/保険生活/遊行貯蓄/運用事業/教育
ステップ2
戦略選定
税金/保険生活/遊行貯蓄/運用事業/教育
ステップ3
商品選定
税金/保険生活/遊行貯蓄/運用事業/教育
ステップ4
購入方法選定
税金/保険生活遊行貯蓄運用事業/教育

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結論:3つの大切なこととは長期・分散・低コストです。

運用成績=資金×利率^時間-コスト

最も効果があるのは指数計算される時間。

そこに利率を上げる分散投資の手法とコストを下げる手数料と税金カットの戦略を組み合わせることで運用成績向上を狙います。

一般になじみのある銀行預金の場合、元本割れが発生することは滅多にありませんが、どんなによい金融機関の金利でも2020年現在コンマ何%です。

しかし下手に株式に手を出してしまうと、資産を大きく増える可能性もあれば、資産ゼロどころか借金を抱えてしまう可能性もと考える人がいるよう。

結局預金では増えないし、株は怖いからと諦めて資産運用を避けるのではなく、値動きはある程度あるけれど、基本的には資産が膨らんでいくというものを見つけてみるのはどうでしょうか。

本記事ではその方針のもと、資産運用の成績を決める三つの戦略、アセットアロケーション(資産配分)、複利運用、売買方法についてをご紹介していきます。

投資家のレベルアップ

投資の範囲で初心者~上級者というレベルがあるなら、コストの軸と、リスクリターンの軸があると思う。

そしてレベルアップを阻む壁は手間。

  • 開設する金融機関は少ない方がいい
  • 購入する商品は少ない方がいい
  • 何度も買いたくない
  • 何度も売りたくない

ウェルスナビなどのロボットアドバイザーが人気なのも、これ一つ開設してしまえば商品も自動で選んでくれて、リバランスという売り買いも自動であるためで、上記の手間という手間を省いてくれるのです。

もちろん、やらないよりはやった方がいいですが、人に任せているものが多いためにコストがかかるし、リスクリターンももっとあなた好みに改善する可能性もあります。

同じように人気のバランスファンドや全世界株ファンドも、その配分やリバランスの条件をあなたが調整すれば、コストもリスクリターンもまだ向上する余地があります。

それにはあなたの投資家として手間を惜しまなくやる姿勢が必要です。

いっしょに勉強を進めて、ロボアド・バランスファンド・全世界株から卒業しましょう。

パッシブ投資信託 vs アクティブ投資信託

パッシブファンド(インデックスファンド)がおすすめです。
一般的にパッシブファンドの方がアクティブファンドより運用成績が勝る傾向にある。

受動的運用
(Passive fund)
特定の指標(index)を基準(benchmark)にして、
それに連動することをめざす運用
能動的運用
(Active fund)
特定の方針をもとに
高い成績をめざす運用

投資のリターンを分析すると以下の二つに分けることができます。

  • α(alpha)・・・市場平均で説明できない値動き
  • β(beta)・・・市場平均の値動き

市場平均βが上がると個別銘柄も上がっているし、市場平均βが下がると個別銘柄も下がっている、というのは想像しやすいはずです。

このβだけで説明できない、βは上がってるのに個別銘柄は下がっていたり、あまり上がっていなかったり、大きく上がっていたりするものがαと呼ばれます。

アクティブファンドが劣りやすい理由は、単純にいうとインデックスを超えるのが難しいからです。

上記の受動的運用と能動的運用をαとβで言い直すと、受動的運用はβで平均点を目指す、能動的運用はβ+αで満点を目指す運用スタイルということができます。

市場平均βのほとんどは、プロ(機関投資家)が日夜情報収集に努め、そのせめぎ合いの中で形成されたものです。

大きな努力なしに市場平均が取れるならば、その方がコストパフォーマンスが高いと感じます。

ちなみに、基本的に受動的運用の方が能動的運用に比べ勝率が高いと言われています。

  • 銘柄選定・売買にコストがかさむ。
    分析が多くは必要しないパッシブファンドと比べると、アクティブファンドはこの分析を行うためのコストが運用成績を落としてしまいやすいのです。
  • 局面判断の確実性が低いことです。
    相場の値動きを正確に読むことは機関投資家であっても個人投資家であっても難しいのです。

特定の指標と乖離率0%で運用することを目指す投資を受動的(パッシブ)投資といいます。指標の英語でインデックス投資ということもあります。

  • 投資成績は採用するインデックスの影響が大きい。
  • プラスでもマイナスでも乖離率が大きくなるほどインデックス投資は失敗

Money Sense College インデックス/アクティブ投資信託関連Youtube動画一覧

売買戦略

結論:できるだけ早く購買して、できるだけ遅く売却する。

だれが言ったか、複利運用は人類最大の発明ともいわれます。

資産運用は長期で保有していることで複利効果で大きくなります。

そうなると結論のように、できるだけ早く購買して、なるべく遅く売却することが長くもつことになります。

そうは言えども相場には波があります。

できるだけ安く買いたい、高く売りたいとも思うもの。

あくまで資産運用の範囲での売買方法をまとめていきます。

銘柄戦略

結論たまごを一つのカゴに盛るな。

アセットアロケーション(資産配分)は、資産を地域(日本、先進国、新興国等)と種類(債券、株式、リート等)でクラス分け、そのクラスごとに配分を決めていく分散投資の手法の一つです。

いまは特定のクラスに多く配分していて、これからは分散投資の安定性をめざすなら、他のクラスに目を向けてみて。

投資の世界で有名な格言です。

様々なジャンルに分散して投資することで、一つのカゴを落としても、他のカゴは無事であるため、被害を軽減することができるのです。

リスクマネジメント理論で投資におけるリスクは「発生頻度が多いが、影響度が少ない」という特徴に当たり、この特徴の場合に取るべき投資家の行動は「減少」、つまりリスクを減らす戦略を採ることです。

そこで使われる理論がアセットアロケーションで、これが投資成績の9割を決めると言われます。

ポートフォリオのリターンの違いのうち、94%はアセットアロケーションで説明できる。

John C. Bogle『インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から利益を得る常識的方法』

日本語でアセット”Asset”は「予算」や「資産」、アロケーション”Allocation”は「配分」という訳です。

例えば広告業界では、予算の配分のことを指し、テレビCMや新聞折込みなどの媒体に、それぞれどのくらいの予算をつければ効率が上がるかを検討する、という意味になります。

金融用語では「資産配分」、どの資産にどのくらいの割合で投資していくかを決定していく、という意味を持ってます。

それでは、なぜアセットアロケーション(資産配分)を考えることが、投資のリスクを減らし、投資成績の8割を決めることになるのでしょうか、こちらの記事でまとめていきます。

低コストのパフォーマンス向上効果

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