ステップ | 項目 | ||
---|---|---|---|
ステップ 1 | いくら運用しますか? | ファイナンシャル プランニング | |
ステップ 2 | どのように運用しますか? | 戦略選定 | ←本ブログは ここ!! |
ステップ 3 | だれが運用しますか? | 商品選定 | |
ステップ 4 | どこで運用しますか? | 金融機関選定 |
コンセプト:資産運用で安定的にお金を殖やす。
管理人は、マネーセンスカレッジのチーム7パーセントの有料会員であり、そこではアセットアロケーション運用・全世界投資が推奨されています、
一般になじみのある銀行預金の場合、元本割れが発生することは滅多にありませんが、どんなによい金融機関の金利でも2020年現在コンマ何%です。
しかし下手に株式に手を出してしまうと、資産を大きく増える可能性もあれば、資産ゼロどころか借金を抱えてしまう可能性もと考える人がいるよう。
結局預金では増えないし、株は怖いからと諦めて資産運用を避けるのではなく、値動きはある程度あるけれど、基本的には資産が膨らんでいくというものを見つけてみるのはどうでしょうか。
本記事ではその方針のもと、資産運用の成績を決める三つの戦略、アセットアロケーション(資産配分)、複利運用、売買方法についてをご紹介していきます。
初級:複利運用
投資信託が複利運用される理由
✔資産損益(capital gains)= 値上がり益(+) 値下がり損(-) 取引費用(-)
✔所得損益(income gains)= 配当等(+) 運用費用(-) ポイント(+)
キャピタルゲインとインカムゲインの違い【税金】
✔資産損益→臨時収入 ○繰延効果が使える!
✔所得損益→随時収入
キャピタルゲインとインカムゲインの違い【値動きの関係】
✔資産損益が上がる→所得損益が下がる
✔所得損益が上がる→資産損益が下がる
投資リターン
パッシブ投資信託 vs アクティブ投資信託
結論:パッシブファンド(インデックスファンド)がおすすめです。
一般的にパッシブファンドの方がアクティブファンドより運用成績が勝る傾向にある。
受動的運用 (Passive fund) | 特定の指標(index)を基準(benchmark)にして、 それに連動することをめざす運用 |
能動的運用 (Active fund) | 特定の方針をもとに 高い成績をめざす運用 |
投資のリターンを分析すると以下の二つに分けることができます。
- α(alpha)・・・市場平均で説明できない値動き
- β(beta)・・・市場平均の値動き
市場平均βが上がると個別銘柄も上がっているし、市場平均βが下がると個別銘柄も下がっている、というのは想像しやすいはずです。
このβだけで説明できない、βは上がってるのに個別銘柄は下がっていたり、あまり上がっていなかったり、大きく上がっていたりするものがαと呼ばれます。
アクティブファンドが劣りやすい理由は、単純にいうとインデックスを超えるのが難しいからです。
上記の受動的運用と能動的運用をαとβで言い直すと、受動的運用はβで平均点を目指す、能動的運用はβ+αで満点を目指す運用スタイルということができます。
市場平均βのほとんどは、プロ(機関投資家)が日夜情報収集に努め、そのせめぎ合いの中で形成されたものです。
大きな努力なしに市場平均が取れるならば、その方がコストパフォーマンスが高いと感じます。
ちなみに、基本的に受動的運用の方が能動的運用に比べ勝率が高いと言われています。
- 分析にコストがかさみます。
分析が多くは必要しないパッシブファンドと比べると、アクティブファンドはこの分析を行うためのコストが運用成績を落としてしまいやすいのです。 - 局面判断の確実性が低いことです。
相場の値動きを正確に読むことは機関投資家であっても個人投資家であっても難しいのです。
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一般市場連動指数 vs 賢い市場連動指数
結論:一般市場連動指数を目標にすることをおすすめします。
賢い市場連動指標(smart β)・・・企業財務データで算出された指標
時価総額加重平均型指数 | 市場全体の時価総額の加重平均で算出された指数 |
株価平均型指数 | 組入銘柄の株価合計を除数で除算して求めるた指数 |
最小分散指数 | 元になる株価指数のリスクを強制的に抑制した指数 |
企業価値加重平均型指数 | 市場全体の財務的価値の加重平均で算出された指数 |
企業規模加重平均型指数 | 市場全体の企業規模の加重平均で算出された指数 |
高配当指数 | 高配当利回銘柄や連続増配銘柄を割り出した指数 |
ステップ3:効率的フロンティア
結論:リスクは同じでリターンを上げる。複数の銘柄の組合せよう。
ある二つの商品があって、どちらもリスクは同じですが、一つの商品はたくさん稼げて、もう一つの商品はあんまり稼げない、としたら、あなたはどちらを選びますか。
前者を選ぶ人が多いでしょうが、このようにリスクとリターンのバランスを考えながら投資をしていくかと思います。
今回の記事ではそのバランスの話を統計的に整理していきます。
「効率的フロンティア」とは― What is “Efficient Frontier” ? ―
“Frontier”の意味は、もともと「国境」ですが、特にアメリカでは「開拓者」としても使われます。
これはアメリカの歴史からで、始めは東部の大西洋沿岸であったアメリカの領域を、まだ未開拓であった太平洋沿岸地域の西部へと広めていったからです。
今でもフロンティアスピリットという言葉もあるように、アメリ人の気質として表現されることも多いですね。
投資の世界では「曲線」と訳して使って、リスクとリターンの関係をグラフ上で描いたときに、リスクとリターンがバランスの取れている部分の曲線を「効率的フロンティア」と言います。
どうすればリスクを軽減できる?
この質問の答えはずばり、値動きの異なる資産を組合せることです。
資産Aと資産Bがあったとして、それらのリスクの平均が二つの資産のリスクになるわけではありません。
リスクは統計的には標準偏差を使いますが、 リスクはこの計算を用いるために平均よりも大きく下げることができることが分かります。
資産Aが大きく下がっても、資産Bが値上がれば、全体としては大きくは下げないで、リスクが軽減されたと言えますね。
「分散投資はリスクを下げるだけの手法」は間違い。
もちろん、最初からリスクが一番高い資産に投資している場合は意味がない。
でもみんな、同じリターンならリスクが低い方を選びがち。
その選好自体を悪いとは思わないが、そこから「リスクを変えずにリターンを上げる方法がある」ことは知っておいて損はないだろう。
値動きの異なるとはどういうこと?
二つの資産AとBがあったとして、 資産Aが値上がりしているときの資産Bの値動きを三つのパターンに分けて考えてみましょう。
一つ目のパターンは、資産Bも値上がるで、値動きが同じという関係です。
二つ目のパターンは、資産Bも値上がるときもあれば値下がる時もあるで、値動きに関係はないです。
三つ目のパターンは、資産Bは値下がるで、これが異なる値動きということになります。
また、統計では値動きの関係を相関係数で調べるのですが、その数字はプラスの1(+1)からゼロ(±0)を通って、マイナスの1(-1)までの間で出されます。
パターン1の場合は相関係数は+1に近い数字、パターン2は相関係数が0に近い数字、パターン3は相関係数が-1に近い数字が計算すると出てきます。
資産の組合せでは、相関係数が-1になるような、つまり資産Bが下がっても、値上がってくれる資産Aを持っておくことがリスクを安定させることになる、ということです。
どうやってグラフを描くの?

複数の資産を組合せた時のリスクとリターンを計算して、リスクを横軸、リターンを縦軸にとってグラフを描いていきます。
そうすると、オレンジの点線の上下で同じリスクをとる部分がありますが、リターンが違うということに気づけると思います。
オレンジの点線の上側の部分のグラフを「効率的フロンティア」といって、この部分が高いリターンを期待できることが分かりますね。
ちなみに、このグラフの形は相関係数の値、つまり資産同士の値動きの関係で変わってきます。
同じリスクをとってるのに、期待できるリターンが違うというのは嫌ですよね。そこらへんのことも考えながら資産の配分を考えていきましょう。
中級:資産分散「アセットアロケーション」
結論:たまごを一つのカゴに盛るな。
投資の世界で有名な格言です。
様々なジャンルに分散して投資することで、一つのカゴを落としても、他のカゴは無事であるため、被害を軽減することができるのです。
リスクマネジメント理論で投資におけるリスクは「発生頻度が多いが、影響度が少ない」という特徴に当たり、この特徴の場合に取るべき投資家の行動は「減少」、つまりリスクを減らす戦略を採ることです。
そこで使われる理論がアセットアロケーションで、これが投資成績の9割を決めると言われます。
ポートフォリオのリターンの違いのうち、94%はアセットアロケーションで説明できる。
John C. Bogle『インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から利益を得る常識的方法』
日本語でアセット”Asset”は「予算」や「資産」、アロケーション”Allocation”は「配分」という訳です。
例えば広告業界では、予算の配分のことを指し、テレビCMや新聞折込みなどの媒体に、それぞれどのくらいの予算をつければ効率が上がるかを検討する、という意味になります。
金融用語では「資産配分」、どの資産にどのくらいの割合で投資していくかを決定していく、という意味を持ってます。
それでは、なぜアセットアロケーション(資産配分)を考えることが、投資のリスクを減らし、投資成績の8割を決めることになるのでしょうか、こちらの記事でまとめていきます。
ステップ1:カウチポテトポートフォリオ
カウチソファーでポテトを食べながらでも運用できるという手軽さがウリの商品配分戦略です。
現金資産と非現金資産を50:50でもつ、というのがよくおすすめされます。
いきなり投資できるお金を投資に回したとき、非現金資産の値動きにメンタルをやられがちです。
最初は現金を厚めに配分して非現金資産の値動きに慣れながら、アセットアロケーションを勉強して徐々に現金比率を下げていきましょう。
理想的な資産配分は?
全世界全金融商品に投資すると、価格変動はあれど成長していくことは合意が得やすいのではないでしょうか。
全世界視点でいけば人口は増え続けていく、便利な世の中をめざしてイノベーションを起こしていくからです。
大当たりはなくても、バランスよく配分することで及第点はとれる投資ができそうです。
まずは及第点の投資をしながら、基本的な配分の考え方を踏まて自分なりのバランスをつくっていきましょう。
統計や財務諸表など、さらに勉強を進めたら個別資産への投資にチャレンジするのもありですね。
ステップ2:資産
債券 | 株式 | 不動産 | |
---|---|---|---|
日本国 | 日本国 債券 | 日本国 株式 | 日本国 不動産 |
先進国 | 先進国 債券 | 先進国 株式 | 先進国 不動産 |
新興国 | 新興国 債券 | 新興国 株式 | 新興国 不動産 |
「資産」の分類には、投資の世界では二つの基準があります。
一つ目が金融商品の基準で、金などの細かいものもありますがそれは後々ということで、「債券」(Bond)「株式」(Stock)「不動産」(Estate)の三つを押さえます。
二つ目は地域の基準で、これもアメリカは別にとの考えもあるのですが、「日本国」(Japan)「先進国」(Developed countries)「新興国」(Emerging countries)の三つにするのがオーソドックスですね。
つまり、3×3=9つの資産、「日本国債券」「日本国株式」「日本国不動産」「先進国債券」「先進国株式」「先進国不動産」「新興国債券」「新興国株式」「新興国不動産」 に分けることができます。
資産が違うと値動きが変わる。

結論から言うと、価格の動き方が変わります。
「債券」「株式」「不動産」では、例えば収益の方法がそれぞれ、利息、配当、家賃と違うので、ある企業Aの業績が悪く配当がでないときでも、ある不動産Bは近くに駅ができ人が集まったので家賃を多く稼げた、ということもあるのです。
そして「日本国」「先進国」「新興国」でも、ある先進国Cは他国に侵略され崩壊したが、ある新興国Dは人口が増加しGDPが何位も上がった、ということもあるのです。
資産配分の基本的な考え方とは?

資産配分の調整をしていく二つの基本的な考えがあります。
基本的な考え方の一つは、日本国の資産に多めの配分をしていくことです。
現在、米国株投資や全世界株式投資は価格が上昇していて、人気な投資手法です。
しかし日本円に換算すると上昇していないこともあります。
いわゆる為替リスクを多く採っているので、海外資産への集中投資ということができます。
現在日本国に居住していて、将来も日本国で過ごすという方は、通貨の「円」を生涯で使っていくことになります。
したがって、あくまで増やすべきは、通貨「円」であることは忘れてはいけません。
この為替リスクについて軽減させる方法は色々考え方はありまがす、円資産を多めに持つことをおすすめしています。
基本的な考え方の二つ目は、株式の比率をあまりに高く設定しすぎるのも避けた方がよい、ということです。
株式は、価格変動の幅が大きくなりやすいため、高いリターンを期待できますが、リスクも覚悟しなければいけなく、その損失分を取戻すことも大変です。
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上級:安く買って高く売る
入口戦略 | 出口戦略 | |
---|---|---|
定期法 | 定期定額購入法 | 定期定率売却法 |
バランス法 | リバランス | リバランス |
相場法 | 再投資 | 危機回避 |
死ぬ時に1番金持ちというのはだめだとよく言われます。
なので出口戦略も死ぬときに0でいきましょう。
でも、それでも残るなら子供や孫のために残してもいいのでは?
ステップ1:定期売買法
結論:現役時は定額購入、引退時は定率売却をしよう。
アセットアロケーションと複利運用の前提に立つと、基本的には右肩上がりになるものに対しては、一括購入・一括売却、つまりなるべく早くに大きな額で(安値だから多く)購入して、なるべく遅くに少ない額で(高値だから多く)売却すると資産寿命が延びます。
ただし理屈的には正しくても、多くの方にとってそれは難しい。
若い時ほど生活するだけでやっと、老後は引退しているからお金を取り崩さざる負えないという方が多いでしょう。
そこで次点の基本的に安値で多く買って、高値で多く売る方法、それが積立購入・取崩売却、定期定額購入法(ドルコスト平均法)と定期定率売却法です。
それではこれらの方法の仕組みをご紹介していきます。
定額購入法 | 定率売却法 | |
---|---|---|
高値 | 少なく買う | 多く売る |
低値 | 高く買う | 少なく売る |
定時定額購入法(ドルコスト平均法)

上のグラフのような値動きをする二つの銘柄があります。
この二つの銘柄に積立投資した場合、どちらが最終的な評価額が多いと思いますか?
答えは銘柄B、実は積立投資においてはリスクの高い方がパフォーマンスが良いこともあるのです。
値を下げているときに多くの口数を仕込めているため、一気に値上がりしたときに大きなリターンを得られるというわけです。
一見すると下げ調子の銘柄でも投資妙味があることがわかります。


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ステップ2:リバランス
国際分散積み立て投資におけるリバランスとは、調子のいい資産を(みんなが買っているときに)自分は売り、調子の悪い資産を(みんなが売っているときに)自分は買う、という戦略です。
設定していたアセットアロケーション(資産配分)が大きく動いたとき、それは実はチャンス。
安い時に多く買い仕込み、高値になったら売り逃げることができます。
株式が下落すれば、債券分をリバランスして、安くなった株式をたくさん買い仕込むことができます。
円高になれば、海外資産にリバランスするために、国内資産を高値で売り逃げることができます。
ロボアド→バランスファンド→個別ファンドって順がいいのかな。手数料は高くつくけど、やらないよりやった方がいい。
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ステップ5:危機回避/再投資
【頭と尻尾はくれてやれ】
投資家の一番の理想は、「最安値で買い、最高値で売る」ですよね。でも、そんなことはほんど不可能で失敗がつきものです。
買うときも売るときも、上下は少し残すくらいがちょうどいいという格言です。
【利食い急ぐな損急げ】
目先の利益にとらわれ少し利益出ただけで利食いするとせっかくの上昇相場に乗れないことになるかもしれません。
逆に損は早めに切ってしまわないと更に拡大させてしまう恐れがあります。時間は利益も損失も拡大させる可能性があるという格言です。
指定銘柄Ⅰの移動の方法
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口座
一般的に資産運用は特定口座で行い、課される税金はその運用益の20%(所得税15%・住民税5%、復興税別途)です。
運用益がが増えるほど納税額は増えて資産形成に不利になります。
- 少額非課税口座:一般NISA/つみたてNISA/ジュニアNISA
- 確定拠出年金口座:企業型/個人型(iDeCo)
これらの非課税制度を上手く使うことで資産増加の最大化を目指しましょう。

参考こちら
特定口座 | 一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|---|
投資信託の取扱銘柄 | 一般の投資信託 ※債券・REITの投資信託も購入可能 | 一般の投資信託 ※債券・REITの投資信託も購入可能 | 特定の投資信託 ※株式・バランスの投資信託が購入可能 |
年間投資可能額 | 無制限 | 120万円 | 40万円 |
購入方法 | 積立購入/一括購入 | 積立購入/一括購入 | 積立購入 |
非課税制度 | 損益通算 | 10年間非課税※ | 20年間非課税 |
特定口座
配当課税
課税所得金額 | 源泉徴収 | 申告分離課税 | 総合課税 住民税申告不要制度 |
---|---|---|---|
195万円以下 | 20% | 20% | 5% |
195万円越え 330万円以下 | 20% | 20% | 5% |
330万円越え 695万円以下 | 20% | 20% | 15% |
695万円越え 900万円以下 | 20% | 20% | 18% |
900万円越え 1,000万円以下 | 20% | 20% | 28% |
1,000万円越え 1,800万円以下 | 20% | 20% | 33% |
一般NISA(旧NISA/新NISA)
つみたてNISA
NISA口座スケジュール
年 | おすすめ口座 |
---|---|
05年間 2019年~2023年(26歳~30歳) | 特定口座+一般NISA |
05年間 2024年~2028年(31歳~35歳) | 特定口座+新NISA |
14年間 2029年~2042年(36歳~49歳) | 特定口座+つみたてNISA |
xx年間 2043年~(50歳~) | 特定口座 |
2024年以前に開始するなら一般NISAを開設しましょう。
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【特定口座(源泉徴収あり)での確定申告】
複数の証券会社で取引している場合
✔損失が出た証券会社がある場合は損益通算・繰越控除ができる。
✔損益は「年間取引報告書」で確認できる。
確定拠出年金
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