未来の選択肢を増やすために、あなたは何を管理すればいいのでしょうか。今日の給料も、来月の家計も、大切な数字です。けれどそれだけを追いかけていると、10年後、20年後にどんな道を選べるかという視点が抜け落ちてしまいます。将来的資源は、その「未来の選択肢」そのものを増やすための資源です。
総論
他のカテゴリとの違い
社会的資源が人とのつながりを、生物的資源が心身の状態を、個人的資源が自分らしい挑戦や余暇を扱うのに対して、将来的資源が扱うのは時間軸を先に伸ばした「まだ来ていない自分」です。今のあなたが我慢したり備えたりすることで、将来のあなたが選べる道の数が変わります。教育を受ける、家を持つ、老後を迎える、事業を始める。どれも今日のお金の使い方が、明日の選択肢の広さを左右する場面です。将来的資源は、この「今と未来をつなぐお金の設計」を一手に引き受けるカテゴリだと考えてください。
将来的資源に共通すること
将来的資源の中身は、資金管理と資産管理という二つのテーマに分かれていますが、根っこにあるのは同じ発想です。人生の中でこれから起こる出来事に、いくら必要で、それをいつまでにどう準備するか。この見積もりの土台となるライフイベントの整理やキャッシュフロー設計は、人生・金融設計というテーマで横断的に扱っています。将来的資源では、その土台の上に乗る「お金をどう準備し、どう保有・運用するか」という部分に絞って扱います。
下位カテゴリを分類する観点
将来的資源を眺めるとき、あなたは大きく二つの角度から見ることになります。一つは「何のためにお金を貯めるのか」という目的の角度、もう一つは「そのお金をどこに置いておくのか」という手段の角度です。教育資金や住宅資金は目的の話であり、NISAやiDeCoは手段の話です。この二つを混同してしまうと、「とりあえずNISAを始めたけれど、何のためかよくわからない」という状態に陥りがちです。以下の各論では、この目的と手段をあえて分けて整理しています。
各論
資金管理
資金管理は、人生の目的に必要なお金を、収入・貯蓄・借入などを組み合わせて準備することです。あなたが今気になっている目的から読んでみてください。
教育資金 ― 子どもの進学に向けて、いつまでにいくら必要かを見積もり、自己資金と奨学金などを組み合わせて準備します。
詳細記事:教育資金の準備へ
住宅資金 ― 住宅取得にかかる頭金や諸費用を、自己資金と住宅ローンの組み合わせでどう準備するかを考えます。
詳細記事:住宅資金の準備へ
老後資金 ― 退職後の生活を支えるお金を、長い時間をかけてどう積み立てていくかを考えます。
詳細記事:老後資金の準備へ
大型出費への備え ― 車の買い替えや家の修繕といった、不定期だが金額の大きい出費にあらかじめ備えます。
詳細記事:大型出費への備えへ
起業資金 ― 独立や起業に向けて必要な元手を、自己資金と融資などの他人資本でどう組み立てるかを考えます。
詳細記事:起業資金の準備へ
FIRE資金 ― 早期リタイアという目的から逆算して、必要な資産額とその形成スピードを考えます。
詳細記事:FIRE資金の準備へ
資産管理
資産管理は、資金管理で準備したお金を保有・運用することです。気になる制度や商品から読み進めてみてください。
預貯金 ― すぐに使う可能性のあるお金を、安全に置いておくための基本的な置き場所です。
詳細記事:預貯金の活用へ
NISA ― 運用益が非課税になる制度を使って、長期的にお金を育てるための手段です。
詳細記事:NISAの活用へ
iDeCo ― 老後資金づくりに特化した、掛金が所得控除の対象になる私的年金制度です。
詳細記事:iDeCoの活用へ
企業型DC ― 勤務先が用意する確定拠出年金制度で、加入している場合は老後資金の柱の一つになります。
詳細記事:企業型DCの活用へ
投資信託 ― 複数の株式や債券をまとめて運用するパッケージ商品で、少額から分散投資を始められます。
詳細記事:投資信託の活用へ
株式 ― 企業の成長に直接投資する手段で、値動きが大きい分、リターンも損失も大きくなり得ます。
詳細記事:株式の活用へ
債券 ― 国や企業にお金を貸して利子を受け取る手段で、株式に比べて値動きが穏やかです。
詳細記事:債券の活用へ
REIT ― 不動産に間接的に投資する仕組みで、少額から不動産収益の一部を得られます。
詳細記事:REITの活用へ
金 ― インフレや通貨価値の変動に備える、実物資産としての置き場所です。
詳細記事:金の活用へ
不動産投資 ― 実際に物件を所有し、家賃収入や将来の売却益を狙う手段です。
詳細記事:不動産投資の活用へ
貯蓄型保険 ― 万一への備えと将来のための積み立てを、ひとつの契約で両立させる手段です。
詳細記事:貯蓄型保険の活用へ


